こうぞ畑
和紙の原料となる楮(こうぞ)の木は、春から秋にかけて3〜4メートルの高さに成長します。
体験の家に庭にもコウゾの株が10株程度あります。
この楮の生長の様子を季節を追ってご紹介します。

6月初旬
前年の株から、新しい芽が伸びてきます。一株から10〜20本くらい芽が出てきますが、込みすぎないよう適宜つみとり、しっかりした幹を育てるようにします。

6月中旬
1メートルくらいに伸びました。このくらいになると横枝がたくさん出てくるので、幹を太く育てるために横枝をつみとる「芽かき」をします。
横枝は葉の付け根から伸びてきます。
このくらいの太さなら手で簡単につみとれます。お箸くらいの太さを超えると堅くなって、つむときに幹の皮を痛めることがあるので、なるべく芽が小さいうちにつみとります。
つみとったあとからは、白い樹液がぽとぽと出てきます。
1週間おきくらいに見回って芽かきをし、手の届く高さまでは1本の幹だけを育てるようにします。
   
このページは逐次季節を追って更新します。(2005年撮影)
   
11月下旬に収穫し、皮をむく作業に入ります。→次の作業へ