煮熟・アク抜き・ふしひろい | ||
雪さらしの終わったこうぞの皮。 煮るまでこのようにかけておきますが、なるべくすぐに煮熟にかかります。 約25キロ分を一回に煮ます。 |
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こうぞの皮をひと晩清水に漬けます。 |
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五右衛門風呂のような釜に湯をわかして、ソーダ灰を加えて沸騰させ、こうぞの皮を入れます。 |
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2時間半〜3時間ほどで皮が柔らかく、横にすっとちぎれるようになったら煮上がっています。 煮上がった皮の繊維は、金色というか真珠色というか、独特のツヤで輝いています。 煮熟のあと、そのまま釜に一晩おいておく方法もありますが、 この場合はより白い仕上がりを目指すため、すぐに釜から上げ流水にさらしてアクを抜きます。 |
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アクが抜けたら流水の中で一本づつゴミや傷を取り除きます。これがふしひろいの作業で、冷たくて根気のいる作業です。 はっきり言って紙すきの中でこの作業が一番大変かな・・・。 |
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皮には黒皮の残りや芽のあと、擦れた傷の跡などが残っていますので、それをきれいにここで取り除くわけです。
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ふしひろいがおわると、いよいよ繊維をほぐす作業になります。→次の作業へ | ||